日常にはない、非現実的な世界を楽しむ

まず、ゲームというのは全て架空の世界です。
人がその世界に入り込んで、あたかもその空間で生きているかのように演じることはできますが、
それはもちろんのこと、現実とはかけ離れた存在です。
しかし、ゲームでしか体験できない世界に入り込むことで日常では味わうことのないまさに人生を変える出来事を経験できるのもまた事実なのです。
ゲームが与える「非日常の体験」
現実世界で生きていくためには色々な経験・知識が必要です。
知識、技術、社会の常識、そして仕事とお金。
どれもが手に入れるために色々な経験をして、学んでいかなくてはいけません。
ではゲームはどうでしょうか。
世界的に有名なドラゴンクエストでは、最初は武器もお金も、何も持っていない状態からスタートします。
私が好きなドラゴンクエスト5(以下ドラクエ5)では、子供時代から始まります。
最初はひのきのぼうで叩いていき、1ダメージしかスライムに与えることしかできず、
父親(パパス)の圧倒的な力を目の当たりにし、いつか自分も父親を超える存在になれるのかと期待してゲームを進めることができます。
やがて、『冒険しなくてはいけない理由』がゲーム上で生まれ、敵を倒しながらお金を稼ぎ、武器を手に入れてレベルを上げて強くなっていきます。
ドラクエシリーズは時間を忘れて世界に入ってしまうんだわな。
ドラクエから学んだ人生のレッスン
ドラクエ5に限らず、ドラクエシリーズは結構ストーリー攻略やリソース管理が難しく、子供向けのゲームと思いきや実は大人向けなのです。
でも、その過程は子供でも理解できるようにしっかりとデザインされており、確実に成長していく学びのきっかけがあります。
宿屋にお金を払って泊まらなくてはならない
先ほど、敵を倒してお金を稼ぐと書きましたが、ドラクエの世界ではお金がなければ回復もできません。
単純なHPであれば薬草で回復できますが、MP(マジックポイント)は貴重なアイテムを使わなければいけないので、宿屋に泊まる必要があります。
RPGに必要な「戦略と準備」が現実でも生きる
最初の武器や魔法だけでもある程度事足りてしまうので、これはあくまでも冒険を豊かにするために必要なものと思いきや、それは序盤だけの話。
大体の場合で、次の村(城)に向かうまでに必要になるくらいに敵が強くなってきます。
最初の村にあるどうのつるぎが欲しいけど高くてなかなか買えないんだわな。
そのままストーリーを進めるか、強い武器や防具を早い段階で買っておくかを見定めることも、ゲームをストレスなく進めるために必要な学び・知識となります。
村人や重要なキーキャラクターから聞き込みが必要
ドラクエシリーズやその他RPGと呼ばれるジャンルのゲームは、ストーリーが勝手に進むことはありません。
例えゲーム内で『船の到着まで待ってて』と言われた通り適当に待っててもほとんどのシチェーションでストーリーが進展することはありません。
必ず村人や城下町、ストーリー展開のある場所で聞き込みをしないと話が進みません。
最近のオープンワールドゲームは例外もありますが、特にRPGというジャンルでは、ゲームの世界の人間に対して積極的にコミュニケーションをとらないと進展がなかったりするのです。
今すぐ○○に行けと言われたから村人全員無視して先に進んでも何も起こらなかったなぁ…
心に残る物語が人生を映し出す

ドラクエ5は特に家族の繋がりや、出会いと別れ、世界観の残酷さ、そして自分の人生を生きる主人公の怒涛の展開を経験していきます。
私はゲームの世界に完全に入り込む(もはや憑依させる)プレイスタイルを好むので、ドラクエ5は子供の時にやって心底絶望し、感動し、主人公の強さに圧倒されてました。
大人になった今やると、本当に、つらい。
心に残るゲームは子供時代と大人になった今を繋ぐ力があるんだわな。
ゲームの世界で味わえる物語、リアルとは
最近のゲームだったら、サイバーパンク2077が本当に楽しかった。
でも、サイバーパンクの世界ってどう考えても起こり得ない『リアルじゃない』世界ですよね。
体中は機械だらけ、銃もレーザーやとてもじゃないけどあり得ない物や展開ばかり。
じゃあ何がリアルなんだろうか?
圧倒的に『生きている』広大なフィールド
オープンワールドが流行り始めたころ、広大なフィールドに包まれた世界を冒険できるかと思った。
でも実際にプレイすると、中身はハリボテのようにスカスカだった。
でも、このサイバーパンク2077には圧倒的に人が生きている世界がそこにあった!!!
私はPS5でプレイしていたが、とにかくその広大なスケールと、緻密な計算で作られた人々の生活空間。
世界観に入り込みながら(憑依しながら)プレイするならまずこのゲームをお勧めしたい。
そんな『リアル』なゲームだった。
人生の一端とも言える人情劇
サイバーパンクは実際にリアルな空間と、人々のコミュニケーションから生きている世界を演出できていた。
でも、ドラクエはどうだろうか。
確かに、ドラクエ8以降の作品はコミカルな見た目ながらも、キャラクターの等身が大きくなり、より人に近い目線でゲームを体験できるが、それ以前のドットの世代は『ゲーム感』の強い見た目である。
しかし、人間は何を持って『リアル』と捉えるのか、その考え方一つで全て変わってしまうのです。
私が思うリアルは、『人として感情移入できる展開があるのか』を重要視しています。
最近ではグラフィックを重視しているゲームは多く、かつそれをアピールポイントにしているゲームは多けど、肝心のゲーム内容がつまらないと感じてしまうものが多いです。
ゲームに『やられている感』があると嫌なんだよな。
RPGは特にその辺りの導線が難しくなってきてると思うんですわ
最後に
まだまだ書きたいことはあるけど、このままでは何万文字も書いてしまうので、一旦ここら辺でやめておこう。
まだPart1、きっとあるPart2…
また続きを書いたら紹介します。
最初のブログだったけど、もっと上手く書けるようになりたい。
