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【ゲームレビュー】Ready or Not PS5版をレビュー!

ゲームブログ
『TOK’s GAMEs BLOG』のTOK(トック)です!
今回はPS5で発売された、Ready or Notのレビューになります。

まだ30時間程度のプレイですので、今後進捗ブログもアップする予定です!

Ready or Notについて

2025年7月15日に発売された、PS5版ですが元々はPC向けのゲームとして、2021年12月17日に発売されています。

開発・販売はアイルランドのVOID Interactive。

圧倒的にリアルなFPSゲームとして、多くのプレイヤーがその高難易度に苦戦しながら犯罪組織と戦っています。

FPSの中でも群を抜いてリアル

まず、私はこのゲームを購入するにあたり、

この一言に限ります。

リアル系、スナイパー暗殺ゲームのSniper Ghost Warrior Contractsをプレイした時みたいな、緊張感のある体験ができ感動しました!

Ready of Notのリアルさとは

ロススエノス

このゲームのリアルさは他のFPSよりも、群を抜いてこだわっていることです。

狭い・広い空間ごとに違う音色を出す銃の音。

銃撃を受けた時のキャラクターの痛みの挙動から、その後のデメリットまで存在します。

敵組織が取り乱して人質をとる、エリアの徘徊は完全にランダムなど、プレイヤーの体験は無限にあります。

Ready or Notならではの特徴

それでは実際に私が体験した中で、このゲームらしいリアルさについて紹介します。

SWATシミュレーター

会議室

メインキャラクターの拠点は架空の市の警察署、ロススエノス警察署になるのですが、ここで仕事している人物もこれ実際に仕事している人たちをカメラ経由で見てるんだな、って思うくらいリアルなんですよ。

警察署の細かい部屋には、それぞれの分野で職務を行なっている警察官や分析官などがおり、プレイヤーの大半が行かないであろう、地下にも作戦会議をしているメンバーがいたりと、これはSWATの世界のシミュレーションをしているんだなって思いました。

他のゲームとは違う銃弾の重み

このゲームにおいて、銃撃戦というのは手段の一つです。

基本的には敵を傷つけずに拘束することが理想的な方法でして、敵が先に銃を撃ってきた時に初めて正当防衛が働きます。

そのため、銃弾一発一発の重みが違うのです。

部屋を覗きながら敵を観察し、危険だと感じたら撃つ。

その銃撃戦の迫力は、撃つことの重みが違うため、緊張感と破裂音が耳を通して貫いてくるようです。

これ実際の銃声を使ってる気がするんですが、違うんでしょうかね。

多くのゲームで使用できる銃声は色々と制約があるようで、最近では架空の音を使用せざるを得ない状況にもなっているらしく、あまりにも音がリアルだと本物の銃声ってこんな感じなんだな〜ってゲームを通して錯覚しますね。

リロードの緊張感

なんとこのゲーム、リロードは事前に持っている弾倉しか使えません。

FPSゲームって弾薬を拾ったり銃を奪ったりできることが多いんですが、Ready or Notでは全てが証拠品になるため、自分の持ち合わせだけで対処するしかないんです。

リロードボタン(四角)長押しで残弾数を確認することができますが、その数も表示されません。

マガジンごと捨ててリロードするか、一旦は新しいマガジンに切り変えるか選べるリアルさを体験できます。

仲間に細かく指示ができる

このゲームは、犯罪組織の立てこもり拠点に潜入するミッションが多いのですが、開かない扉を誰がどうするのか、開けた扉の先で何をしてもらうのか細かく指示ができます。

しかし、この指示は仲間や自分自身の命運を左右する重大なジャッジになるのです。

ちなみにレッドチーム、ブルーチームと2つのグループそれぞれで指示も可能です。

ゴールドチームは全隊員への指示になります。

仲間と協力して犯罪組織を打ち倒すリアル

どのFPSゲームにも、仲間っていますよね?

CoDMWでもお馴染みのプライス大尉や、BFにもシリーズごとに指揮官だったり同期がいたりと、仲間とのストーリーがあるわけです。

仲間たちにも人生がある感覚になる

Ready or NotoはCoDやBFとは違って、仲間とのコミュニケーションはありません。

イメージ的にはそれぞれのミッションの現場指揮官の元に、優秀な仲間が派遣されてくるという感じですね。

そんな仲間たちも、負傷し、メンタルを壊し、運が悪ければ死に永久に会えなくなります。

優秀な指揮官になれ

このゲームの指揮官(プレイヤー)は、仲間の死が直結する命懸けの戦いを自らの判断で乗り越えていかなければいけません。

この仕事につき、優秀な特殊部隊として認められてきた仲間たちが、自分の判断の甘さで散っていく。

そんな絶望をたくさん目の当たりにして、私も誰も死なせない最高の指揮官を目指すべく、頑張るんです。

ストーリーはありませんが、仲間の特性や得意分野から何となくキャラクターを想像しながら自分なりに位置付けをすると楽しいかもしれません。

このゲームに仲間のストーリーあったら多分、病みます。

Ready or Notが向いている人

これは即答できる。

しかも、体力が数値化されている、マガジンの残弾数がわかるといった、ゲームらしさをとことん排除したゲームを体験したいという方は特におすすめです。

TOKが気に入っている、特に好きな点は以下の通り

  • 扉を開ける時の緊張感
  • リロードの緊張感
  • 仲間の死の絶望感
  • 拠点制圧時の達成感
  • ミッションの圧倒的な難易度

全ての行動において判断がいるゲーム体験

仲間を先に行かせるか、二手に分かれずに全員で行動するか。

扉を慎重に開けるか、ぶち破るか、爆発物が仕掛けられていないか。

銃撃戦をするか、仲間や人質に当たらないか。

残弾数からこの部屋の敵を全員倒せるのか、それともリロードするか。

リロードしている最中に敵が来たら?弾がなくなったのにいつの間にか後ろに敵がいる!

全てにおいて判断だらけの時間です。

判断を間違えた後のリカバリーを考える必要があるミッションも中にはあり、ひと時も緊張感が解けません。

扉には罠が仕掛けられていることもあります。

ワイヤートラップ

圧倒的高難易度なFPSをやりたい人

このゲームは死にゲーです。しかも敵の配置はランダムのため、同じシチュエーションはほぼないです。

また、死んでもすぐにリトライできないので、一回一回の出撃に気を遣う必要があります。

仲間が成長しスキルを覚えても、死んでしまったら新しい仲間を雇わなくてはいけません。

この最大の煩わしさが最高のゲーム体験になります。

『リアル』を一歩突き進んだFPSがやりたい人

このゲームのリアルは、グラフィックではありません。

ゲーム全体が持っている特性と、重苦しい犯罪が行われているミッションの空気感と、仲間たちのケア、そして自分自身のメンタルケアが必要なゲームだからです。

エイム力の低下=心の乱れ

人はメンタルが不安定になると、冷静に撃てなくなりエイム力が下がります。

仲間の命や作戦中の位置が重要だからこそ、指揮官である自分自身の判断力を問われるゲームです。

これほどまでにリアルだと感じたFPSゲームは今の所Ready or Not以上にありません。

Ready or Notが向いていない人

硬派なゲーム体験が特徴な本作ですが、もちろん注意しておかなければいけない点もあります。

銃撃戦をメインに楽しみたい人

このゲームはあくまでも前提とされているのが、敵を殺さずに逮捕することです。

また、証拠品の回収や調査(敵が持っていた銃、犯罪の証拠など)や人質や犯人の拘束もゲームクリアに必須です。

そのため、敵が無防備な状況で撃ってしまったり流れ弾が人質や仲間にあたると減点対象になります。

敵を倒すのが一番の目的ではない

FPSゲームは本来、敵を倒してなんぼみたいなところがありますが、このゲームは若干違うというところが特徴ですね。

ドアを派手に蹴り破り、ガンガン敵を薙ぎ倒したりなど、爽快感を求めている方だと少し物足りないと思います。

クリアできないことにイライラしてしまう人

死にゲーの中でも、FPSをテーマにしているものは多くありません。

仲間の死も、自分自身が死んだ時に煩わしさがあるのもこのゲームの特徴です。

正直、イライラする時もあります。

早くクリアして先のミッションをやりたい!

何度ミッションを失敗しても、仲間のケアや戦略を立てることを忘れずに諦めないことが大切です。

作業的な時間が嫌いな人

前述の通り、証拠品の回収や調査(敵が持っていた銃、犯罪の証拠など)や人質や犯人の拘束もゲームクリアに必須な要素となっており、敵を全て倒した後も、証拠品の回収や、人質の救出など作業的な部分が全体の半分程度を占めています。

一緒に同行する仲間に指示を出して回収・拘束させることも可能ですが、数が多いと精度良く必ず実施してくれるわけでもないので、その辺りの煩わしさは目立ちます。

印象に残ったミッション『危険な執着』

危険な執着

私がこのゲームで最も印象に残ったミッションは、危険な執着でした。

他のミッションも、魅力的かつ広大なロケーションで印象に残るミッションはいくらでもはあるのですが、序盤で特に苦戦したのがこのミッションでした。

これまで、チュートリアルのようなステージ構成で学んだことを実践していくミッションばかりだったのに対し、危険な執着は至ってシンプルな家屋での戦い。

狭いステージだったので、簡単にクリアできるかと思いきや、扉のワイヤートラップや2階への階段に潜む敵に何度もやられてしまい、まだまだ慣れない操作の中、最も過酷なミッションでした。

PS5版のバグについて

ここまでReady or Notについて紹介してきましたが、PC版、PS5版ともにバグが多いようです。

私が遭遇したバグは以下の通り、

  • ジャッジ(操作キャラ)の声が小さくなる
  • ジャッジ(操作キャラ)が勝手に歩き出す
  • 指示通りに仲間が動かなくなる
  • 初期の指示(開く扉に対しての指示行動)の変更が適用されない

2025年9月15日にプレイしたところ、ジャッジ(操作キャラ)の声が小さくなるバグは修正されていました。

指示通りに仲間が動かなくなるバグは、それほどの頻度ではないので、そこまで支障はありませんでした。

現状、致命的なバグは起こっていないのでプレイする上ではあまり気になりませんでしたが、ある程度ゲームをプレイしていく中で、初期の指示(開く扉に対しての指示行動)の変更に関しては修正されてほしいなと思っております。

さいごに

Ready or Not、個人的に唯一無二のリアル型FPSゲームだと思っています!

リアルって人によって感じ方が違うけど、こういう実際に世界で起こっている事件に近い内容をシミュレーションできるのって斬新だと思います。

世界観は残酷ですし、仲間と一緒にこの世界を生きているって感じを体験したい方はぜひ!

モイス

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