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【がっつりネタバレ】サイレントヒルf全エンディングクリア後レビュー

ゲームブログ

ついにサイレントヒルfも5周目を迎え、全エンディングを見ることができました。

5周目にしてプレイ時間は32時間くらい。

今回は全エンディングを見た上で感じた、サイレントヒルfの全体レビューになります!

※がっつりネタバレ込みですので、攻略中の方はブラウザバック推奨です。

全エンディングクリア後の感想

サイレントヒルfトロフィー

全エンディング回収時点で、トロフィー取得率は91%でした。

プレイ時間32時間に対してこのトロフィー獲得率なので、比較的簡単な部類かと思います。

真エンドで周回プレイの努力が報われた

クリアまでに5週もプレイしたので正直結構大変でした。

そして基本的にこの手のゲームって、最終的には救いがないんじゃないかって印象だったんです。

特に狐の嫁入りエンドを見た時の寿幸の違和感や雛子の本音、狐その尾を濡らすでもこの先の未来が絶望であることは大体予想ができたので、真エンドはグッドエンドに見せかけたバッドエンドなのでは?と案じていたのですが、比較的綺麗に片付いたであろう最高のエンディングを迎えることができたんじゃないかと思いました。

確かに、修や咲子、凛子は結局生きているのか?どこにいるのか?という部分が見えなかったので、一概に100%グッドエンドかはわかりませんが、個人的な解釈では死者はいないのであろうということで解決しておきました。

妄想ではありますが、みんな20歳超えてますし、それぞれの人生をこれから送っていくんじゃないかと。

サイレントヒルfにおいての死=過去との断絶だから実際に死んでいる人はいないという解釈です。

エンディングによっては犠牲者がいるような見方もできるね。

サイレントヒルfのよかったところ

周回プレイできるほど先が気になるストーリー

周回プレイが前提のゲームですので、人によっては一周で辞めてしまう人が多いんじゃないかと思っています。

私も実際のところ、あまり周回プレイしたくない派でして、本当に楽しいゲームだとしても変わり映えのしないムービーや展開が続くと2周くらいが限界で、あとはトロコン目指してイヤイヤやることが多いのですが、サイレントヒルfではもうとにかく別エンディングを見たくて一気に進めてしまいました。

初見のクリア時間は10時間くらいだったんですけど、2周目、3周目と続けていくうちに2時間半くらいまで時短で周回できるようになり、雛子のステータス強化も含めて次第に楽になりましたね。

謎解きも覚えてしまったので、間違えることなくスムーズにクリア、それどころか中学校に関しては初っ端からロッカー開けてしまい、全部スルーしてしまうくらいには慣れてました。

神ゲー、バイオハザードRE:4ですら3週目くらいからしんどくなってたから..

魅力的なキャラクターが印象に残る

サイレントヒルfに限らず、サイレントヒルシリーズ全般に言えることですが、とにかくキャラクターに魅力があり印象に残りやすいんですよね。

特にサイレントヒルfは主人公、雛子のビジュアルが良くて購入に至るくらいには魅力的で、実際にゲームをプレイすると感情的な場面や、精神世界の異常な精神状態など、一見おとなしそうな見た目だからこそ、感情を与える余地がたくさんあり、物語を通してキャラクター性の変化を楽しむことができました。

修や凛子、咲子などあまり表向きには出てこなかったキャラクターであっても、日記や文書などで本当の気持ちや狂気的な部分などを知ることができ、リアルな生活でも身近にあるような感情表現がしっかりと生きていました。

魅力的な怪異

今作もシリーズ同様に、雛子の何かしらのトラウマや思い込みを具現化した存在である怪異。

特に父親に対するトラウマを具現化したクリーチャーが一番印象に残りました。

雑魚敵のカシマシなんかも、雛子の女性に対する嫌悪感を表しているのか”女性”を象徴した見た目になってるし、顔のないカエルのような醜い敵、イロヒヒなんかも出てくるだけで嫌悪感MAXでした。

こういう精神的なトラウマや思い込みを具現化したら私は何が出てきてしまうのだろうか。

ホラーゲームとしても十分楽しかった

私はホラーゲームそのものはあまり得意ではないんですが、“意味のあるホラー”は好きなんです。

ただ怖がらせることだけを目的にした作品――たとえば、脈絡なくジャンプスケアを挟んだり、見た目だけをグロテスクにしたクリーチャーを出したりするような“安直なホラー”は少し苦手です。

その点、『サイレントヒルf』はすべての恐怖表現にしっかりと理由がありました。なぜその敵がそこにいるのか、なぜその見た目になってしまったのか、そうした背景が丁寧に作り込まれていて、ただの“怖さ”ではなく“納得できる怖さ”を感じました。

だからこそ、恐怖でプレイをやめたくなるような場面はなく、最後まで楽しんでプレイすることができました。

それでも参道や咲子のエリアで敵から逃げるシーンは最後まで慣れなかったけどね。

足音立てながら追いかけてくる敵に背を向けて逃げる瞬間が本当に怖いよね。

サイレントヒルfの気になったところ

強制戦闘・足止めされる攻撃がしんどすぎる【イライラ度:MAX】

とくに周回プレイする上で感じたのですが、強制戦闘や敵の咆哮で足止めされる攻撃が本当にしんどかったです。

敵の咆哮(オイオモイのやつ)や、彼岸花咲くやばい見た目の敵(名前わからない)が吐いてくる攻撃に関してはなんの意味もないただイライラするだけの存在で、その敵と戦わなければいけないエリアが近づくたびに嫌で仕方なかったです。

獣での戦闘がワンパターンで爽快感がない【イライラ度:2】

武器を使った戦闘は、霊刀を筆頭に結構楽しかったんです。

見切り反撃が決まった時の爽快な剣戟音や、包丁でサクサク切る音、斧やハンマーでぶっ叩く音なんかも結構気持ちよくて楽しかったです。

ただ、2週目は特に物語の半分は占めるであろう、獣化での攻撃は爽快感がなく正直つまらなかったです。

音も軽く、ワンパターンでR1ボタンを連打しているだけで面白みがなかったです。

敵が硬すぎる【イライラ度:4】

特に今作は難易度低くても敵が硬く、武器の耐久度だけ減ることで戦うメリットがありません。

終盤の敵を生み出すコブだらけの敵とか顕著なんですが、戦闘手段はとにかくR1連打するくらいしか最適解がない状況で、あの硬さは流石にひどいなと。笑

しかも周回プレイとなると同じ場所、同じシーンに何度も行くので、終盤の強制戦闘が嫌すぎて億劫になってました。

周回前提のため、これは勿体無いなと思いました。

スタミナか耐久度どっちかをなくしてほしかった【イライラ度:4】

戦闘の駆け引きは大事な要素でもあるので、そういうデメリット的な管理はあっても良いのですが、スタミナと耐久度の実装はどちらか一方にしてほしかったです。

初見の時は気にならなかったのですが、やはり敵との戦闘に慣れてきた2週目以降からはとにかくスピーディにクリアしたかったので、戦闘でグダるこの要素はイライラポイントになりました。

壁貫通する敵・壁に弾かれる雛子【イライラ度:3】

深水家では非常に目立つこの現象。

壁や襖が近くにあると雛子の武器の振り次第では攻撃が弾かれてしまうので、狭い空間で敵と距離を保ちながら戦っているといざ攻撃した時にこちら側は弾かれ、敵の攻撃は貫通してくるといった理不尽が多かったです。

ただでさえしんどい戦闘の中に、こういった仕様が組み合わさるともうイライラが半端なかったです。

リアル重視にしたかったのはわかりますが、相手は貫通するわけですし、壁の当たり判定はもはや無くてよかったんじゃないでしょうか。

それぞれのエンディングの感想

呪いは雛の如く舞い戻る

Screenshot

記念すべき最初のエンディング。

正直何が起こっているのかわからなかったですね。

そもそも初見の時は、父親のクリーチャー化の一連の流れでメンタルやられて戦意喪失しかけていたので、このエンディングを見ている頃には何がなんだかわからなくなってました。

そもそも雛子たちは高校生じゃなかったという、『これはやられたー!』ってなりました。

サイレントヒルfは従来シリーズのように、どこが現実でどこが精神世界なのかを見極めるのが難しかったのですが、今までの体験全てが幻覚だったことにはなかなか驚きました。

このエンドには修も大層ショックを受け、責任を感じてしまったのではないでしょうか。

その後の展開を考えるだけで鬱になる..

狐の嫁入り

これはですね、怖すぎました。

途中までは良い感じの雰囲気があり、修が寿幸と仲良くなりそうな感じを見た時は何じゃこれ感はありましたが、エンディングロール後の展開はやっちまったなぁ..と思いました。

このエンディングを見たことにより、一層別のエンディングを見たくなり一気に周回プレイをすることになりました。

修こそが、雛子のことを心から支える存在としてふさわしい人間であると思ったと同時に、当たり前のように使用していたカプセルが実は修の計らいにより自分自身と向き合うために仕組まれていた幻覚作用をもたらす麻薬だったことを知り、感情がめちゃくちゃになりましたね。

あと九十九神かっこいい。

ダークソウル3のエルドリッチを彷彿させる矢の攻撃には笑いましたが、戦闘面の面白さはなかなかだったんじゃないかと。

ここにきて新キャラ登場により急な展開で驚きましたが、この辺りは正直奥が深そうで一概にこう!とは言えないのですが、どうやら戎ヶ丘に古来から存在する神が修に取り憑いていて、寿幸に取り憑いた狐の策略を止めるために戦いを仕掛けてきたようです。

狐その尾を濡らす

狐の嫁入りを見たあと、直感できっとこのエンディングが対抗策だと思い、速攻エンディングを迎えました。

修が不幸になってしまった前回のエンディングをどうしても取り払いたく、ずっと違和感を抱え続けていた寿幸をぶっ飛ばすために狐を倒しました。(寿幸も実際のところ操られていたわけですが…)

でもこれって不本意ながら寿幸の本性ではないんだろうなと思いました。

狐の妖怪と九十九神の喧嘩?みたいなことが起こっているのかと。

九十九神はなかなか強かったんですが、狐は結構あっさり撃破。

最後は寿幸が負け(結婚の見送り)を認め、なぜかまた修と良い感じに。

ここにきて宇宙戦争のネタが入ってくるのは良い表現だな〜と思いました。

最終的には戎ヶ丘には硫化水素ガスの影響で滅びそうな結末を迎えます。

あと、多分これ良い感じに終わってますが、お互いの気持ちははっきりとは伝えてないので、もしかしたら二人が結ばれることを表しているのでは無く、永遠に終わらないループに近い(今後も宇宙戦争ごっこをしたり高校生の姿のまま)状態で終わってしまうかと考えました。

ちなみにこの最後のシーンで流れる”お互いの服装が似合っていない”って言い合う話の下り、まさか花嫁衣装とスーツ姿に対して言っていたことを知った時は驚きました。

精神世界で自分自身の逃げの感情として、高校生の姿に成り切っていただけなんですね。

雛子視点であっても一概にグッドエンディングとは言えないモヤモヤする感じ。

ある意味現実逃避に近いのかもしれないね。全てから逃げるというか。

UFOエンド

恒例のネタ枠。

でも今回はもうこれでいいんじゃない?って思いました。笑

宇宙戦争ごっこが本編でも語られていたので、実際のところ本当に宇宙人が来てしまったということで、ある意味最も綺麗かつ最良の形で終わっている気がしますね!笑

途中だいぶヤバ目の発言もありましたが、これはネタなのか実際に当時起こっていた事実なのかで結構キャラの印象変わりますね。

でも、当時はこんな感じで仲良く過ごしていたんだと思うと、なおさら本編の流れって現実的な残酷さを取り入れているなと改めて思いました。

あれだけ仲良くしていた学生時代の友人たちも、結婚や一つの出来事で離れ離れになってしまう。

自分の中では学生時代が一番楽しく、未来を考えて生きていなかった雛子にとってはこの時期の記憶が本編の見た目に影響しているのではと考えていました。

もうこれが正史のエンディングでいいんじゃない?

ある意味平和だし。笑

静寂なる戒ヶ丘

そして最後のエンディング。真エンディングですね。

これはですね、今までのエンディングほど印象に残ったわけでもなく、『静寂なる戒ヶ丘』とある通り、一番静かに何も無く平穏に終わりました。

先の見えない未来に対して、今は何も目標のない白紙の状態でスタートするかのような綺麗な終わり方。

ただ、これまで違和感をずっと感じていた寿幸に対しての印象が180度変わったエンディングでもあり、雛子に対する気持ちは真の愛によるものだったんだなと改めて実感しました。

でもこれは、他のエンディングでは違う感覚で、真エンディングまでの流れがあったからこそ、寿幸も真の愛を見つけられたんだろうなと思い、誰も傷つかないまさにグッドエンディングでしょうか。

雛子の中には二人いるままなんでしょうが、今後人生を送っていく中で、今はいるけど将来的に仮面を被った雛子は消滅し、本来の嘘偽りのない雛子の姿で人生を歩んでいくんだろうなと思いました。

最後の手紙の流れも感動しました。

これからはしっかりと人間としての人生を歩んでいくのでしょうか。

個人的には狐の嫁入りと狐その尾を濡らすを見た上で、修たちとの関係がどうなったか気になるところですが、これはあくまでも雛子の心と、寿幸に焦点を当てた物語なので、いくらでも想像できる未来なのでしょうか。

おそらく誰も傷ついていないであろうエンディング。

いつかDLCでこれをメインにしたストーリー補完あったら嬉しいな。

トロフィーコンプは断念(11/13達成済み)

今回5週もプレイしてきたのですが、トロフィー取得率は91%

残りのトロフィーは5つでして、あと少しでコンプリートになるのですが、今回は断念します。

その理由はというと、

  • 最高難易度、五里霧中がしんどい
  • ステータス強化するための周回が大変
  • おみくじをするための功徳集めが大変
  • 咲子の日記を取り逃がした

五里霧中は気が向いたら

データ自体は作っており、最初のカカシの謎解き付近までは進めたのですが、ちょっと疲れちゃったんで辞めました。

武器もPP-8001、霊刀がある+敵を倒した時、装備中ではない武器の耐久度を回復させるカワウソのお守りがあれば基本的に困ることはないと思うのですが、散々周回してきて敵との戦闘に疲弊してしまったので、しばらくお見送りです。

(10/7現在)やっぱり攻略することにしました

どうしても最高難易度のトロフィーだけでも欲しかったので攻略することにしました。

杉郷まで進みましたが、相変わらず戦闘しんどいです…

(10/9現在)五里霧中クリアしました

意外と問題なくクリアできました。

最後の戦闘ラッシュは厳しかったですが、5回くらいのゲームオーバー。

一番大変だったのは狐敵対ルートだったので、行動パターンを覚えるのに何度か失敗して10回くらいのゲームオーバー。

これが一番でした。

収集系・ステータス強化

私はゲームのやり込みにおいては、共通して”収集系”と”ステータス強化系”のトロフィーが嫌いでして、理由は『やる理由がもうないのにやらなければいけない』からです。

先日オープンワールドゲームについての気になるところとしても書いたんですけど、やっぱりゲームの収集要素など、ゲームにやらされている感があるものが嫌なんですよね。

ステータス強化に関しては、五里霧中をやる前の下準備でやるのはいいんですが、あと1周で終わるかもわかりません(それに追加しておみくじもある)

将来的にトロフィー集めをやるかもしれませんが、少なくとも今はもう周回をやる気力がないです。笑

(10/11現在)トロフィー獲得しました

結構大変でしたがなるべく寄り道するようにしてステータス強化終わりました。

咲子の日記に関しては様子見

サイレントヒルfの収集系トロフィーでは、なぜか咲子の日記だけは決まった周回でのみしか取得できないものがあるみたいです。

  • 1週目で3枚
  • 2週目で3枚
  • 3週目で2枚
  • 合計8枚

例えば2週目で拾い損ねた日記を周回の 4週目で取ることはできず、2週目のみでしか取れないとか。

あと一枚なんですが、実際に4週目でも確認できなかったのでおそらく1週目からやり直しが必要なんだと思います。

おそらく私は2週目で1枚取り逃がしてしまったようですが..

ただでさえ周回前提のため、これが仕様であったら絶対に批判増えると思うので、バグだと信じてアップデート待ちです。

(10/31現在)未だアプデされず

公式の動きもXにて度々あるんですが、この修正は優先度低いのか特に更新ありませんね。残念。

(11/13現在)アプデによりバグが治ったためトロフィーコンプ達成しました

11/13に行われたアップデートで咲子の日記の撮り逃しバグが解消されて晴れてトロフィーコンプを達成できました。

10月の時点でこれ以外のトロフィーは全て回収していたので、実際のところやろうと思えばすぐにできましたが、最強雛子のデータで全部まとめたかったのでアプデで修正され次第取ろうと思っていました。

【まとめ】サイレントヒルfのストーリー攻略終了

本当に最後まで楽しめました。そして感動し、たくさん恐怖しました。

サイレントヒルfをアーリーアクセスで購入してから、毎日プレイしてきましたがこれほどまでに引き込まれるゲームは久々でした。

私のゲームスタイル的にも、あまり周回プレイはしないのですが先が気になって5週までしたのは初めてかもしれません。

トロフィー取得率は91%なので、このままトロコンしようと思ったのですが、流石にしんどくなったので一旦終了します!((10/11現在)トロフィー取得率98%)

PS5版トロコン済み

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